マクロツイーター

はてダから移行した記事の表示が崩れてますが、そのうちに直せればいいのに(えっ)

ちょっと一服

かなり激しい解説文章が続いたので、ここで一息つきたい。「M+ 1P Regular」の文字コード表を思う存分に鑑賞して至福のひと時を!

まずは OT1・T1・LY1 の各エンコーディング

mplus1ps-r-ot1
mplus1ps-r-t1
mplus1ps-r-ly1

次はキリル文字のための T2A エンコーディング。このフォントではほぼ全ての文字が揃っている。

mplus1ps-r-t2a

ベトナム語ラテン文字のための T5 エンコーディング。ここまで文字が揃っているのを見た時の爽快感はたまらない。

mplus1ps-r-t5

最後に「鬼門」の TS1 エンコーディング

mplus1ps-r-ts1

このエンコーディングには「大文字用のアクセント符号」「オールドスタイル数字」「縦線が 2 本の $ 記号」等の「Unicode では同じ文字と見做される異体字」が含まれている。SFD ファイルを用いた場合、Unicode でグリフを指定することになるのでこのような異体字には原理的に対応できない。*1これらは「元の字体」と異なることに意味があるので、Samp0TeXStd.sfd においては異体字を「普通の字体」で代用せずに未定義にしている。

*1:.enc ファイルを使う場合は、その異体字のグリフ名が判ればそのグリフを指定できる。また、otftotfm で .enc ファイルを修正する場合には OpenType 特性(onum 等)を指定してその特性に対するグリフを選択することができる。