ルビ用にフォントを切り替えられるようにした。\rubyfontsetup{<命令>
で、ルビを出力する部分に対して(フォントサイズ設定の後に)<命令>
が実行される。次の例は、ルビを常に明朝体で出力するもので、ゴシック体の見出しにおいてフォントの違いが判る。ついでに、見出しでルビを用いてそのまま目次を構成する例にもなっている。
\documentclass{jsarticle} \usepackage{pxrubrica} % \mcfamily は明朝体に切り替える命令 \rubyfontsetup{\mcfamily} \begin{document} % 目次を出力する(2回コンパイルが必要) \tableofcontents % 見出しでルビを付しても大丈夫、目次にも出る \section{\ruby{目次}{もく|じ}の\ruby{組版}{くみ|はん}の\ruby{例}{れい}} \ruby{但}{ただ}し\ruby{意味}{い|み}はない。 \end{document}
OTF パッケージのルビ用仮名字形に自動的に切り替えたい場合は以下のようにする。
\documentclass{jsarticle} \usepackage[expert]{otf} \usepackage{pxrubrica} % \rubyfamily は otf が提供する命令 \rubyfontsetup{\rubyfamily} \begin{document} \ruby{私事}{し|じ}\par \end{document}
更新したものを github に上げた。
- github:zr-tex8r/PXrubrica 「Downloads」リンクからアーカイブを取得できる。