マクロツイーター

はてダから移行した記事の表示が崩れてますが、そのうちに直せればいいのに(えっ)

2012 年のパズル年賀状

今年の年賀状。

以前に述べたとおり、年賀状にはその年の数に関連した数学パズルを載せるのが通例である。*1しかし去年はパズルを作っている時間が 30 時間しかなかったので、割と普通(じゃない?)の覆面算で済ませた。

肝心の問題の部分の文字が小さくで読みづらいが、以下のように書かれている。

右の 12 個のブロックを、移動回転(裏返し禁止)させ下図の 8×8 の箱に全て詰め込み、その上で「色」を文字とみなしてできる覆面算を解け。

  • 同じ色は同じ数字、異なる色は異なる数字に対応する。
  • 白色のマスには何も入らない。その上で正しい筆算式の形にする。
  • 「+」とその下の区切り線は箱の図に示された位置になければならない。(右図で「→」に区切り線がある。)
    下線部を書き間違えていた… orz

この説明では少々判りにくいが、要するに問題の趣旨は以下のようである。

  • 上の図の左にある 12 個のブロックを右にある 8×8 の箱に入れるという「箱詰めパズル」を解く。ただし、その際に、ブロックに描かれている「+」や灰色の線については、右の箱の「+」や灰色線と一致させるように置くという追加制約が課されている。
  • ブロックのマスの色は「白・赤・橙・黄・緑・青・藍・紫」の 8 種類がある。「白」以外のマスについて、その色を表す「赤」等の文字が書かれていると考えると加算の「覆面算」の問題ができる。ここで「白」のマスは空欄のままにするが、当然「白」マスの左に「白以外」のマスがあると、それは正しい筆算の形式にならない。(ある行が「白白白白青青赤赤」となった場合、それは「青青赤赤」という 4 桁の数を表すが、「白白白青白青赤赤」は形式として不正である。)
  • その覆面算を解く。解があれば、それがこの年賀問題の解である。注意として、ブロックの並べて形式が正しい覆面算を作る方法は複数あるが、そのうち実際に解をもつものは 1 通りしかない。

やっぱり解り難いので以下に例題を示すことにする。

ちなみに、年賀状の一番上に書いてある言葉は、pxtfont のサンプルの文章と同じ言語で書かれている。ただし、ここでは表記に仮名文字でなくラテン文字を用いた。*2

*1:ただし、理由は不明であるが、パズルが欠落した年賀状も割とよく見かける。

*2:この言語が一体何であるかは勘のいい人なら解るだろう。