マクロツイーター

はてダから移行した記事の表示が崩れてますが、そのうちに直せればいいのに(えっ)

TeX ユーザの集い 2011」について何か書いてみる (6)

長らく中断していた「レポートでもメモでもない何か」の続き。公式サイトにプログラムやら予稿集やら多くの発表の資料やらが載ってます。

Wikisource/Wikibooks における数学書の整形
――解析概論プロジェクトを中心として――

黒木 裕介

複数人での共同作業により再利用可能な形式での数学書を著すことの事例という視点での、「解析概論プロジェクト」の紹介。
〔スライド作成ソフトウェア: pLaTeX? + beamer〕

何か書いてみる
  • 「ここでは著作権の問題の議論はしない」ということはもっと明確に(スライド 1 枚を使って)言うべきだったような。
  • ちなみに、ここでも著作権の問題の議論はしない。
  • 上では敢えて「著すことの事例」と書いた。「解析概論」の場合は(常識的な意味で)「著す」には該当しないと思うが、この発表そのものは一般的な著作活動を念頭に置いているものと感じている。
  • でも発表では MediaWiki そのものにかなりの軸足を置いているようにみえた。MediaWiki 自体にあまり興味がないのでちゃんと聞いていない。
  • しかし、「複数人での共同作業で数学書を著すツールに必要な機能」は何か、という視点で発表を見直してみると面白いかも知れない。
  • WikisourceLaTeX ではモノが全然違って比較にならないわけだが、LaTeX をベースにした Wikisource のようなシステムはあるのだろうか。オーム社のプレゼンで紹介しているのはそれっぽいんだが、オープンな世界で存在するのか。
質疑応答

質疑応答の時間に客席で発生していた「著作権の問題」に関する議論(上述の通りこれには触れない)を除くと、実質的に「質疑応答」はなかった気がする。