pTeX系関連の注意事項
※一般の注意事項については初回の記事を参照。
- upTeXで「和文文字を含む\the-文字列」が生成される場合、和文文字トークンの和文カテゴリコードは、その時点における当該の和文文字に対する和文カテゴリコード(
\kcatcodeの値)になる。もし和文カテゴリコードが15だったら、アレなこと*1になる。 - “フォント”の引数には、
\jfontや\tfontも使える。
pTeXのやつ
-
\ifdbox‹整数:ボックス番号›\ifddir\ifjfont‹フォント›\ifmbox‹整数:ボックス番号›\ifmdir\iftbox‹整数:ボックス番号›\iftdir\iftfont‹フォント›\ifybox‹整数:ボックス番号›\ifydir
“漢字コード変換子”、すなわち
\euc‹整数›、\jis‹整数›、\kuten‹整数›、\sjis‹整数›:「当該の漢字コードでの符号値が引数の整数に等しい和文文字の、内部漢字コードでの符号値」の十進表記文字列。\ptexrevision:pTeXのリビジョン番号の文字列。- なお
\ptexversion・\ptexminorversionは読取専用整数パラメタである。
- なお
\kansuji‹整数›:その整数の(一〇方式の)漢数字表記の文字列。負数の場合は空になる。\kansujicharで漢数字として使用する文字を変更できる。
upTeXのやつ
- upTeXの追加の“漢字コード変換子”:
\ucs‹整数›
※将来にはpTeXでもサポートされる予定。
e-pTeXのやつ
e-pTeX独自(つまり、“非eのpTeX系”にも“非pTeX系”にもない)のプリミティブは存在する*2のだが、その中には展開可能のものはなさそう。
※\Uchar・\UcharcatについてはXeTeXの記事を参照。