2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧
\pdfstrcmp 等の LuaTeX で削除された pdfTeX の機能を LuaLaTeX で使うためのパッケージ((LaTeX 以外のフォーマットでも \input で読み込めば使用できる。))が pdftexcmds パッケージ(Heiko Oberdiek 氏制作)である。これを読み込むと \pdf@strcmp という…
IVS が流行っているようなので試してみた。だが、ダメだった。フォントが IVS の定義をもっていることが大前提なので、ここでは「IPAex 明朝(ver001.01)」を用いた。このフォントの Unicode 文字「葛」(U+845B)に関する cmap は以下のようになっている。…
W32TeX の 2011/01/19 の更新で LaTeX 2.09 関係のコマンド(latex209、platex209、等)が全て削除された。TeX Live はそもそも当初から LaTeX 2.09 を含めていない(ライセンス関係の問題から)ので、1985 年に生まれた LaTeX 2.09 は日本の TeX 環境から姿…
(前回)\pdfstrcmp の処理が行われる時には、引数のテキストは既に TeX エンジンに読み込まれているので、非トークン化した後の比較対象となる文字列は当該エンジンの「内部文字コード」で表されていることになる。従って、基本的には文字列比較はこの「内…
以前の記事で \pdfstrcmp について言及した。名前から容易に想像されるように、\pdfstrcmp 命令は C 言語標準ライブラリの strcmp() (あるいは Perl の cmp 演算子、Java の String.compareTo() メソッド)と同じように、2 つの文字列を受け取り、その(内…
8 ビット欧文 LaTeX 上で CJK(日中韓言語)を扱う手段として普及しているのが CJK パッケージであるが、このパッケージはインストールと設定が非常に複雑で面倒であるという短所をもつ。この点は TeX Live 等の「CJK が最初からそのまま使える」ディストリ…
表の行数と列数(これもサイズの一種であろう)を変えられるようにしてみた。 \documentclass[a4paper]{article} \makeatletter %% \MKTable{}{} \newcommand\MKTable[2]{{\@tempcntb=#2\@tempcnta-#1\advance\@tempcnta123 \ifnum\@tempcnta`z\@tempcnta`z …
\predisplaysize を使った仕掛けについては大体理解した。しかしこれも凄まじい方法だな…。私が作っているパッケージの開発では、こういう組版処理はあまり出てこないので、なかなか身につかない。もちろん大抵のことは「調べれば解る」ほどの前提知識は持っ…
(去年の暮れの押し迫った日のこと)年賀状の裏面のデザイン(というかパズル)が完成して一安心と思っていたら、非常に困った事に気付いた。年賀状の宛名書きのために、去年まで「筆まめ」(かなり古い版)を使っていたのだが、「筆まめ」がインストールさ…
今年の年賀状。 年賀状といえばどうしても数学パズルが必要になる(異論は当面保留しておこう)が、去年はパズルを作っている時間が 6 時間しかなかったので、割と普通(じゃない?)の覆面算で済ませた。版面はフリーのドローソフト + 「ペイント」で作って…