2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧
(前回の続き) PDF における 5 つの“ナントカBox” さて、PDF 画像に関してはちょっと話が複雑になってくる。PDF 自体が「PostScript に取って代わるもの」として開発されたものであるため、「無限に続く座標平面があり、そこに命令列を通して描画を行う」と…
LaTeX の graphicx パッケージの \includegraphics 命令で外部画像ファイルを文書に取り込む、という話をする際に、画像の「バウンディングボックス(bounding box;よく bbox と略称される)」という概念が登場する。本記事では、この「bbox」について、適…
……らしい。 TeXユーザの集い2014 TeXユーザの集い2014開催のおしらせ Twitter を見てると早速プログラムの情報が流れてきた。 ただし、これは某 ZR 氏による下らない \expandafter ネタらしい。実際の「集い」はもっと素敵ななものになることを切に願いたい。
まあ、自分自身は、「間違った指定をしたときの出力結果」について、それほど関心がないのであるが、この辺りが物凄く気になる人もいるようなので……。 実験内容 テスト用画像ファイルは例のアレ。 tiger.png : PNG 画像、bbox は [0 0 550 568]。*1 tiger.e…
TeX 言語では他の多くのプログラミング言語と同じようにファイル入出力の機能がある。例えば、LaTeX で文書ファイルを組版すると、DVI ファイル(または PDF ファイル)の他に拡張子が .aux のファイルが出力されるが、これは TeX のファイル入出力機能を用…
最近の日本の TeX 界隈では「索引」がホットトピックになってるようで、例えば、mendex が(部分的に)Unicode に対応*1したり、或いは、とある TeX な目的のために とある技術情報投稿サイトでとある人が日本語のソート処理の説明を英語で書いていたりする…
Knuth「TeXは組版言語で非エンジニアでも使うもの。なのでプログラム言語のような構成にはすべきでない」 Knuth「従って、記述の構造化はマクロにより行われる。『マクロの展開』であれば誰でも理解できる」 ↓ Knuth「しかし、if文くらいはあった方が便利だ…