マクロツイーター

はてダから移行した記事の表示が崩れてますが、そのうちに直せればいいのに(えっ)

TeX以外

“TypstでTeXのロゴ”とか暮れのごあいさつとか

Typstで“TeXロゴ”したい話 以前に“TeXのロゴ”について記事を書きました。 今さら人に聞けない“TeXのロゴ”のキホン(Qiita/zr_tex8r) この記事では、“TeXロゴ”の熱狂的なファンがTeX以外で正しい“TeXロゴ”を出力する方法について解説しています。具体的にはH…

TeXでもTypstでもコンパイル可能なファイルを作りたい話

これは「TeX & LaTeX Advent Caleandar 2023」の12日めの記事です (11日めは h20y6m さんでした。13日めは CareleSmith9 さんです) 結局12日目が埋まらなかったので、某ZRの小ネタ話になります(ざんねん) SATySFi以外の話 2021年のアドベントカレンダー…

もっともっと画期的なTypst用文書テンプレートをつくった件

今日11月11日は、きりたんぽの日! 今日はコレの日!#きりたんぽの日 pic.twitter.com/mHPwvjOKZf— 某ZR(ざんねん) (@zr_tex8r) 2023年11月10日 というわけで、1TeXのコンセプトを踏襲した上でさらに画期的、さらに本質的に進化させた、Typst用の新しい文…

チョットTypstしてみた話

Typstって何 新型のオモチャ pic.twitter.com/yiQfWxpwUh— 某ZR(ざんねん) (@zr_tex8r) 2023年6月6日 Typstは今年(2023年)の3月頃に一般公開された、新しい組版エンジンです(現在はベータ版)。 詳細については以下の記事を参照しましょう。 zenn.dev …

例によって、暮れのご挨拶的な何か

2020年はイロイロとアレな年でしたが、「自分にとっての2020年」を振り返ってみました。 今年は ゆきだるま☃がいっぱい回る年でした(素敵) 来年は ゆきだるま☃がもっといっぱい回る年になってほしいですね(素敵) * * * ZR「いやー、やっぱり、半日でネタ…

徹底検証! SATySFiはLaTeXの代わりになるか

これは「SATySFi Advent Caleandar 2020」の22日目の記事です。 (21日目は bd_gfngfn さん、23日目は amutake さん です。) 時の経つのは早いもので、SATySFiもその正式公開1からもう2年以上も経っています。この間にSATySFiを取り巻くエコシステム(例え…

「1TeXのロゴ」をSATySFiしたい話

今日は、皆さんお待ちかねの、きりたんぽの日! というわけで早速、SATySFiで「1TeXのロゴ」を出力してみましょう! texlogoパッケージを使って解決しない話 「SATySFiでTeX関係のロゴ」というと一昨年のクリスマスのネタにありましたね。 texlogoパッケージ…

メモ:Pandocでのメタデータ指定の挙動

※Luaフィルタでの利用に主眼をおく1。 メタデータの値の型 ※Luaフィルタ特有のLuaメタテーブルをもつテーブル値のことを(マニュアルに倣って)「オブジェクト(object)」と呼ぶことにする。特に、tag値がFooであるオブジェクトを「Fooオブジェクト」と呼ぶ。…

Pandocでメタデータはテンプレート変数になるかならないか

「Pandoc Advent Calendar 2019」を埋めてみた。 adventar.org アドベントカレンダー1日目の記事では、Pandocにおける「テンプレート変数」と「メタデータ」について詳しく解説されている。 Pandocのテンプレート機能でYAMLから本の奥付を自動生成する(Qiit…

去年のアレを振り返ってみる(※ただし非アレ)

アドベントカレンダーの宣伝も済ませたので、恒例に従って、去年の振り返りをやりましょう。 昨年(2018年)のアドベントカレンダーはこんな感じでした。 12/01puripuri2100SATySFiでカスタマイズが容易なクラスファイルを作成した 12/02hanachinRelease Her…

それでも1SATySFiを作ってみた件

*「今日はきりたんぽの日!」 ZR「ですね」 *「ですね、じゃないでしょう!? 毎年恒例の1TeXネタは?」 ZR「恒例っていっても去年はなかったじゃん」 *「一応ツイッタァーに何かありますよ」 ZR「まあとにかく、1TeXに関してこれ以上ネタを見つけ出すのは…

Markdownでデカイ文字を書けて便利な話(ただしPandoc)

聞くところによると、Markdownでとにかくデカイ文字が簡単に書けると便利なようです。 しかし残念なことに、元来のMarkdownは意味的なマークアップを指向したものであるため、今世にあるMarkdownの各種方言はどれも「見出しを書く」ことができても「デカイ文…

「サイゼリヤで1000円あれば最大何kcal摂れるのか」をSATySFiで解いてみた

「『サイゼリヤで1000円(略)』をSATySFiで一気に計算して組版する」を誰もやらないので、SATySFiはオワコン#satysfi #えっ— 某ZR (@zr_tex8r) 2019年5月28日 SATySFiをオワコンにしてしまうのは忍びないので、やってみた。 作ったもの SATySFi:「サイゼリ…

「サイゼリヤで1000円あれば最大何kcal摂れるのか」をPandocで解いてみた

ブログにちょっとしたネタ記事を投稿しました。 https://t.co/T621Qa5LqL 「サイゼリヤで1000円あれば最大何kcal摂れるのか」をTeX言語で計算する ~TeX言語で動的計画法(DP)~ #TeX— Yusuke Terada (@doraTeX) 2019年5月20日 「サイゼリヤで1000円あれば最…

SATySFi で文書作成が容易なクラスファイルを作成した(※ただし画期的)

これは「SATySFi Advent Caleandar 2018」の 18 日目の記事です。 (17 日目は matsud224 さん でした。19 日目は puripuri2100 さん です。) みなさん、サティスファイしていますか!? えっ、あんまり SATySFi していない? ナンデ? えっ、ぜひとも SATy…

scSATySFi による Markdown 文書からの PDF 出力

もしかして: SATySFiによるMarkdown文書からのPDF出力 概要 scSATySFi には Markdown で書かれた文書を PDF へと組み上げて出力する機能が実装されています。2018 年 11 月 18 日にリリースされたバージョンである v0.8.28 において入った機能であり、単に …

SATySFi のデモ文書をチョット素敵にする

これは「SATySFi Advent Caleandar 2018」の 3 日目の記事です。 (2 日目は hanachin さん でした。4 日目は na4zagin3 さん です。) 「The SATySFi book」の頒布(@技術書典)から、もうすぐ 2 ヶ月が経とうとしています。世の中(ツイッタァー)を見た…

画期的な関数型組版言語を作ってみた(※ただし画期的)

夏! 酷暑! ゆきだるま☃︎! window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = window.twttr || {}; if (d.getElementById(id)) return t; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "https://platform.twitter…

チョット arara してみた件

window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = window.twttr || {}; if (d.getElementById(id)) return t; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "https://platform.twitter.com/widgets.js"; fjs.paren…

Windows の ANSI コードページを知りたい話(2)

(前回の続き) Perl で ANSI コードページを知りたい Win32 モジュールを使う Win32 モジュールは Win32 API の(比較的)単純なラッパーである関数群を提供するもの。use strict; use Win32; # ANSI コードページ print("ANSI cp = ", Win32::GetACP(), "\…

Windows の ANSI コードページを知りたい話(1)

問題の背景とか ANSI コードページについてテキトーに語る 基本的に、イマドキの Windows は文字列を(論理的には*1)「Unicode 文字の列」として扱う。Windows のフツーの GUI プログラムは Unicode 文字列を直接扱う。しかし、Windows 的にレガシーな「文…

SATySFi を極めました #4月1日

むずかしかったです。

今日はアレの日!

どうやら世間はホワイトデーのようです。 で、円周率といえば、やっぱり(バージョン番号的に)TeX ですね。 というわけで、チョット SATySFi で円周率を 3 万桁ほど組版してみました。 pi.saty(Gist:zr-tex8r) 以上!

チョット SATySFi で文書を作ってみた

SATySFi がはじまった window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = window.twttr || {}; if (d.getElementById(id)) return t; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "https://platform.twitter.com/w…

SICPを訳し直した、的なネタ

世間はハロウィンのようだ。 window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = window.twttr || {}; if (d.getElementById(id)) return t; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "https://platform.twitter…

TeX せずに Lua する LuaTeX の話(2)

(前回の続き) 以下は、texlua する際の自分用のメモ的な何か。 その Lua は texluaか 実行している Lua インタプリタが texlua か否かを判定する方法について。 kpse ライブラリ(Kpathsea のフロントエンド)があれば texlua だと判断する。if kpse then …

TeX せずに Lua する LuaTeX の話(1)

LuaTeX は「Lua できる TeX エンジン」でありその入力は普通は TeX 文書である。しかし、実は LuaTeX は Lua インタプリタとしても使用できる。 LuaTeX で Lua(だけ)してみる 例えば、次のような Lua ソースファイルを用意する。 [hello.lua]print("Hello …

Macrodown のとある性質についての考察

[2017-04-29 追記] 本記事で扱っている Macrodown は“0.91版以前”のもので、当時の Macrodown は本記事のソースコードにあるような、「ちょっと高級なマクロプロセッサ」(マークアップ層のマクロ機能)を持っていて(当時はまだそれしか実装されてなかっ…

Unicode の例の雪だるまは多分アレ

酷暑だった夏もいつの間にか終わり、季節は秋である。秋といえば Unicode、そして、Unicode で最も注目すべき文字といえば“雪だるま”であることは論を待たないだろう。 ☃ U+2603 SNOWMAN ⛄ U+26C4 SNOWMAN WITHOUT SNOW ⛇ U+26C7 BLACK SNOWMAN/li> そういう…

JIS X 4061 が謎すぎる件について(1)

最近の日本の TeX 界隈では「索引」がホットトピックになってるようで、例えば、mendex が(部分的に)Unicode に対応*1したり、或いは、とある TeX な目的のために とある技術情報投稿サイトでとある人が日本語のソート処理の説明を英語で書いていたりする…