……についてだけど、pLaTeX カーネルで定義されている命令 \hour
と \minute
は(日時付きの)トンボ(和文標準クラスの tombow
オプション)を出す時に利用されるもので、カーネルの範囲では、他の箇所では参照されていない。(plcore を調べれば解る。)なので、「その事実を知っている」上で、単に \hour
と \minute
を無効化した後で SIunits を読むということで構わないと思う。
% pLaTeX 文書 \documentclass[a4paper]{jsarticle} % pLaTeX カーネルの \hour と \minute を無効化する \let\hour\relax \let\minute\relax \usepackage[thinqspace,thinspace]{SIunits} \begin{document} TL2013インストール所要時間: \unit{11}{\hour} %\end{document}
実は、たとえ tombow
オプションが指定されたとしても、\hour
と \minute
が参照されるのはクラスファイル(jsarticle.cls とか)の処理の中だけであり、その後は全く参照されない。だから、プレアンブルでこれらの命令を再定義するのは原則的には安全である。
無論、\hour
や \minute
を利用する他のパッケージが使われていれば話は別であるが……、まあ、普通は現在時刻の値なんて誰も使わないよね! ん……アレ? いや、使ってない。((TeX のプリミティブ \time
を直接利用している。))