マクロツイーター

はてダから移行した記事の表示が崩れてますが、そのうちに直せればいいのに(えっ)

PXchfon の新しいやつ(v0.9)

W32TeXTeX Live では既に更新されている。

directunicode* オプション

これの仕様については、以前の記事で既に開設した。

upLaTeX + pxchfon パッケージの環境で、directunicode* オプションを指定すると、“Source Hans Serif”(源ノ明朝)などの“AI0 なフォント”が使えるようになる。ただし副作用もあるので、その使用には注意が必要である。

\documentclass[uplatex,a4paper]{jsarticle}
\usepackage[directunicode*,noalphabet]{pxchfon}% directunicode* した
% "AI0なフォント"が使える
\setminchofont{SourceHanSerif-Regular.otf}
\setgothicfont{SourceHanSans-Regular.otf}
\begin{dpcument}
{\TeX}\textsf{アレ}\end{document}

非推奨のプリセット名で警告

0.5 版以前で使われていた幾つかのプリセット名は従来既に非推奨の扱いになっていたが、0.9 版以降ではこれらを用いると警告が出るようになる(わーい)。

以下で、非推奨のプリセット名を、その代替法と一緒に挙げる。

※これらのオプションは将来の 1.0 版において廃止予定である。

  • ipa-otf (拡張子 .otf の IPA フォント)
    →代替のプリセットはない。*1
  • ipa-dx (ipa-otf + HG フォント)
    →代替のプリセットはない。
  • kozuka4 (小塚フォント(Pro 版)の単ウェイト使用)
    →kozuka-pro + oneweight オプション
  • kozuka6 (小塚フォント(Pr6 版)の単ウェイト使用)
    →kozuka-pr6 + oneweight オプション
  • kozuka6n (小塚フォント(Pr6n 版)の単ウェイト使用)
    →kozuka-pr6n + oneweight オプション
  • hiragino (ヒラギノフォントの単ウェイト使用)
    →hiragino-pro + oneweight オプション
  • ms-dx (ms-hg の別名)
    →ms-hg
  • ipa-ttf (ipa の別名)
    ipa
  • ipa-ttf-dx (ipa-hg の別名)
    ipa-hg
  • ipav2 (ipa の別名)
    ipa
  • ipav2-dx (ipa-hg の別名)
    ipa-hg
  • hiragino-dx (hiragino-pro の別名)
    →hiragino-pro

*1:今頃「拡張子 .otf の IPA フォント」(確かバージョン 1 の一部がソレであったと思う)を使っている人はいないだろう。