2011-03-09 の記事で紹介した dvipdfmx の機能(special 命令)をパッケージにしてみた。
「奥底のパッケージ」簡易包装コーナー → BXpdfcrypt.zip
[2018-12-08追記]GitHub に移動しました。
BXpdfcrypt パッケージ(GitHub:zr-tex8r)
例えば、所有者パスワード(owner
)は hoge、ユーザパスワード(user
)は空(つまり閲覧は自由)、印刷(print
)と情報抽出(extract
)は許可するが、改変(modify
)は許可しない、という場合は次のようにパッケージを読み込む。
\usepackage[owner=hoge,print,extract]{bxpdfcrypt}
所有者パスワードが foo、ユーザパスワードが bar、印刷は低品位のみ許可、情報抽出はアクセシビリティの目的(スクリーンリーダ等)のみ許可の場合は次の通り(文書を開く時にパスワードを求められ、bar を入力すると、閲覧および許可済の操作が可能)。
\usepackage[owner=foo,user=bar,print=low,extract=accessibility]{bxpdfcrypt}
また、ownerfile
/userfile
を指定すると、所有者/ユーザパスワードをファイル(それぞれ owner.txt/user.txt)から読み込むようになる。
\usepackage[ownerfile,userfile,extract=accessibility,modify=fillin]{bxpdfcrypt}