フォント
BXattritta パッケージのインストール法に絡めて updmap の解説をしたが、肝心のパッケージの使用法をまだ述べていなかったのでここで書いておく。「和文ゴシック + 欧文サンセリフ」を「マルベリ + Attritta」にする例。bxattritta パッケージに sfgt オプ…
(前回の続き) 設定ファイルとマップファイルの関係 updmap の動作原理を見る前に、各ソフトウェアについて、マップファイルがどのように読み込まれているかを調べる。ここでは例として dvipdfmx を用いる。 dvipdfmx が和文フォントの設定に「cid-x.map」…
BXattiritta パッケージについて、「普通に updmap を使えばよい」と書いた。恐らくは、これだけではほとんどの人は何をすればよいか解らないだろうし、設定手順を知っている人でも、そもそも updmap が何をするものなのかを理解している人はそう多くないだ…
(前回の続き) この字形定義らしきものが何もない「ソース」だけだと何のことか解らないと思うので、もう少し詳しく説明しておく。 「コンクリートなフォントとか」で述べた通り、Computer Modern は METAFONT を用いた文字通り「メタなフォント」として設…
「pLaTeX でマルベリする件」で、「丸ゴシックのフォントにあう欧文フォントが欲しい」という話をした後、次のような欧文フォントを紹介した。(和文は「マルベリ」です。) このフォントの「ソースファイル」を掲載する。 [attr-r-ot1.mf] % Attritta Regul…
前の記事であげた文書「欧文フォントのインストール」は TeX レベルにおけるフォントの取扱を専ら扱っている。実際に LaTeX 上で新しいフォントを使いたいという人にとっては、LaTeX レベルでの設定――すなわち、新しいフォントを LaTeX のフォント命令で扱え…
TeX+dvioutのフォントが表示されるからくりを実験しながら調べてみました。PDFにしたら60ページになりました。 感動した! こういう「TeXシステムでのフォントの扱い」の詳細は語られることが少ないのであるが、この文書を見ると、その理由が判ると思う。要…
フリーフォント版の「モトヤLマルベリ3等幅」を pLaTeX で使うという話。 といっても、このフォント自体はごく普通の TrueType フォントなので、一般的な「pTeX の和文フォントの設定を変更する」方法と全く変わらない。dvipdfmx だけ対応すればよいのであれ…