マクロツイーター

はてダから移行した記事の表示が崩れてますが、そのうちに直せればいいのに(えっ)

bxjaprnind パッケージで台詞行する件

最新の bxjaprnind パッケージ(0.3a 版 [2013/05/05];BXjatool バンドルに収録)を使った例を示しておく。

% pLaTeX 文書
\documentclass[a4paper]{jarticle}
\usepackage{otf}
\usepackage[a6paper,noheadfoot,
  width=20zw,lines=22]{geometry}
\usepackage{bxjaprnind}
%% 段落冒頭の括弧の字下げは全角
% (つまり \parindent 直後の位置)
%\useparheadparenindent         %既定値
%\parheadparenindentamount{0}   %既定値
%% 「 」と『 』の字下げだけ特別に(行頭から)半角下げにする
% (そして段落下げの空きを抑止する)
\usedialogueparenindent
%\dialogueparenindentamount{0.5}%既定値
\begin{document}
(何ともアレな)アレが終わると、
皆が、アレな様子でアレをアレし始めた。

「アレ?」\\           % 強制改行でも改段落でも
「アレだよ」\\         % 同じ結果になる
「といってもアレはアレでアレではないのか。
というか、アレがアレである以上、
アレなアレも、アレでないアレも結局は……」\\
「いや、アレだ」\\     % ここは強制改行が必要
とそこで一人がアレした。\\
「アレというのはアレなんだから、
当然、アレなアレはアレでアレだ」\\
「アレ……、あっ!」   % ここは改段落が必要

果てしなく続くアレなアレの中で、
誰もがアレのアレをアレだと思い始めていた。
\end{document}

この例は横組みである*1が、もちろん pTeX 系の縦組みにも対応している。

依存パッケージについて

0.2 版以前の bxjaprnind パッケージは、everyhook というパッケージに依存していたが、0.3 版でこれが不要となった。*2

bxtoolbox パッケージは相変わらず必要である。将来的にはこれは BXbase バンドルに含める予定であるが、今のところは暫定的に独立のバンドルとして公開している。

*1:geometry したかったため。

*2:ただし、everyhook が使える状況の場合はその機能を利用する。