マクロツイーター

はてダから移行した記事の表示が崩れてますが、そのうちに直せればいいのに(えっ)

LaTeX

TikZ を dviout に対応させる話(ただし画期的)

夏、真っ盛りですね! 夏の日差しを浴び………………(中略)……ゆきだるま☃! ゆきだるま☃のスゴイ問題解決パワー さて、本ブログでは以前から、☃のもつ強力な「問題解決能力」に注目してきた。ご存知の通り、TeX は激アレである。このため、LaTeX 上の開発におい…

LuaTeX が実はそんなに遅くないかも知れない件

window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = window.twttr || {}; if (d.getElementById(id)) return t; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "https://platform.twitter.com/widgets.js"; fjs.paren…

pLaTeX でも源ノ明朝したい話

今もうできること 新しい dvipdfmx(20170318 版以降)では「Unicode 直接アクセス指定」の機能が強化され、それにより従来は面倒であった「AJ1 でない OpenType フォント」への対応が格段に容易になった、という話は既に何度か述べた。 pxchfon の新しいや…

新しい pxbabel についての話

この記事では、pxbabel パッケージ(PXbase バンドル)の新版(1.1 版)における新しい機能について解説する。 pxbabel って何 要するに、こういうことをするためのもの。\documentclass[uplatex,a4paper]{jsarticle} \usepackage[schinese,japanese]{pxbabe…

pxchfon の新しいやつ(v1.0a)

W32TeX や TeX Live では既に更新されている。 Package pxchfon (CTAN)1.0a 版。 プリセット“yu-win10+”でもっと游フォントできる話 Windows 10 搭載の游フォントを使うマップ設定を pxchfon で指定する場合のプリセットは yu-win10 である。しかし、この…

BXjscls の新しいやつ(v1.5c)

W32TeX や TeX Live では既に更新されている。 Package BXjscls(CTAN) 1.5c 版。 ※特に断らない限り、この記事では標準(standard)和文ドライバを前提にする。 “jafont=auto”指定がちゃんと動く話 BXJS クラスでは jafont オプションキーで和文フォントのプ…

pxchfon の新しいやつ(v1.0)

W32TeX や TeX Live では既に更新されている。 Package PXchfon(CTAN) 1.0 版。 源ノアレなプリセット ※この機能は最新の dvipdfmx(20170318 版以降;TeX Live 2017 以降に含まれるもの)を必要とする。 以下のプリセット設定を追加した。 sourcehan: Sour…

graphicxが新しくなるとPDF画像がアレ(注意!)

window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = window.twttr || {}; if (d.getElementById(id)) return t; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "https://platform.twitter.com/widgets.js"; fjs.paren…

pxrubrica パッケージで圏点できる話

この記事では、pxrubrica パッケージの新しいやつの、圏点機能について解説する。ただし網羅的な解説ではないので、必要に応じてマニュアル((コマンド「texdoc pxrubrica」を実行すると開かれる。))も参照してほしい。 とにかく圏点してみよう 文字列を \ken…

pxrubrica のもっと新しいやつ(続き)

前回に引き続いて、pxrubrica パッケージの新機能について解説する。 今回は 1.3 版における変更点についての話。 圏点できるようになった 文字列に圏点を付加するための命令 \kenten が追加された。例えば、“{\TeX}は\kenten{アレ}”で次の出力が得られる。 …

pxrubrica のもっと新しいやつ(v1.3)

……がリリースされた。 •Package PXrubrica(CTAN*1)1.3 版 W32TeX では既に反映されている。TeX Live については現在 pretest 期間中であるので、TeX Live 2017 の正式リリースの時点で一般ユーザに届くことになる。 本記事では、1.2 版での改修について述…

PXrubrica の新しいやつ(v1.1)

W32TeX や TeX Live では既に更新されている。 Package PXrubrica (CTAN) 1.1 版。 バグがチョット減った 前側の禁則が破れていた pxrubrica の仕様としては、ルビ付文字列前後の禁則処理は「大抵は上手くいく」((複雑な場合には禁則が破れることがあり、そ…

PXchfon の新しいやつ(v0.9)

W32TeX や TeX Live では既に更新されている。 Package PXchfon (CTAN) 0.9 版。 directunicode* オプション これの仕様については、以前の記事で既に開設した。 以前の記事 upLaTeX + pxchfon パッケージの環境で、directunicode* オプションを指定すると、…

pxchfon の directunicode について語ってみる

pxchfon パッケージには「directunicode」という機能が存在する。これは「フォントにあるはずの文字が出力できない」という問題を(部分的に)解決するためのもので、正しく使うことができれば強力な機能である。その反面、種々の事情のために仕様が極めて複…

BXjscls の新しいやつ(v1.5a)

…がリリースされた。 Package BXjscls (CTAN) 1.5a版。 なお、その一つ前の 1.5 版については、是非とも無かったことにしておこう。(えっ) 重要かもしれないお知らせ bxjsreport の仕様がチョット変わる jsclasses バンドルの文書クラスにおいて、従来「re…

プレミアムフライデー的な何かを作ってみた(scpremiumfriday パッケージ)

window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = window.twttr || {}; if (d.getElementById(id)) return t; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "https://platform.twitter.com/widgets.js"; fjs.paren…

ホワイトデー的な何かを作ってみた(tcwhite パッケージ)

どうやら世間はホワイトデーのようです。 というわけで、LaTeX 文書をホワイトにするパッケージを作ってみました。 tcwhite パッケージ (Gist:zr-tex8r) 使用法は非常に簡単で、対象の文書のプレアンブルのどこかで \usepackage で読み込むだけです(オプシ…

メモ:LaTeX でアレした時にどう改頁されるか

※もちろん横組みを仮定する。奇数ページが見開き右側にある。 ※一段組(onecolumn)を仮定する。 標準文書クラスの場合 \cleardoublepage oneside: 単に改ページ。 twoside: 奇数ページまで改ページ(改丁)。 章見出し(\chapter)の出力の前 \chapter は…

LaTeX 文書の出力用紙サイズを指定する(だけ) ― bxpapersize パッケージ

この記事では拙作の「bxpapersize パッケージ」について解説する。 Package bxpapersize (CTAN)0.4 版。 TeX Live および W32TeX に収録されている。 コレ is 何 bxpapersize は「出力の用紙サイズを指定する」ための“専用”のパッケージである。 この説明…

BXjscls の新しいやつ(v1.4)

…がリリースされた。 Package BXjscls (CTAN) 1.4版。 数式中の和文文字の出力のサポート (以下の話は“標準設定”(standard 和文ドライバ)を前提にする。) 周知の通り、(u)pLaTeX では「数式の一部として和文文字を出力する」((念のため言っておくが、「…

PXchfon の新しいやつ(v0.8)

W32TeX や TeX Live では既に更新されている。 Package BXjscls (CTAN) 0.8 版。 “仕様的ナニカ”変更のお知らせ(←重要) 今回の版においては、次のような重要な動作の変更がある。 upLaTeX 上で pxchfon パッケージと japanese-otf パッケージを併用した場…

LaTeX で 1TeX なロゴをする話

window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = window.twttr || {}; if (d.getElementById(id)) return t; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "https://platform.twitter.com/widgets.js"; fjs.paren…

BXjscls の新しいやつ(v1.3)

…がリリースされた。 Package BXjscls (CTAN) 1.3版。 bxjsbook クラスのレイアウトの修正 以前に既に何回か案内した通り、bxjsbook クラスのページレイアウトが変更された。これは、水平マージンの値が(手違いにより)jsbook クラスと異なる値になっている…

bxcjkjatype も新しくなった(v0.3)

…ようである。 Package bxcjkjatype (CTAN) v0.3 以下で変更点について解説する。 PDF 文字列中の四分空き(~)は無視する 周知の通り、CJK パッケージで欧文混じりの日本語の文章を書く場合、\CJKtilde という命令を実行した上で、〈~〉(チルダ)で和欧文…

ipaex-type1 が新しくなった(v0.4)

IPAex フォントを CJK パッケージ用に変換した Type1 フォント群を収めた ipaex-type1 パッケージを更新した。 Package ipaex-type1 (CTAN) 0.4 版。 IPAex フォント Ver.003.01 に対応 従来は、変換元として Ver.002.01 を使っていたが、0.4 版では、2015…

BXjscls の新しいやつ(v1.2a)

以前の記事で触れられているように、また新しくなっている。 Package BXjscls (CTAN)1.2a 版。 重要なお知らせ bxjsbook クラスについては、近い将来にページレイアウトの大きな変更が行われる。以下の記事を読んで必要な対策を取ってほしい。 bxjsbook に…

jsbook や bxjsbook の左右マージンを理解する

前回の「bxjsbook が残念な件」の記事において、jsbook の左右マージンについて、以下のように記述した。 マージン領域を 36mm 確保し、それを左右で均等に配置する。 しかしこの説明と「jsbook の本文領域は端に偏っている」という事実は明らかに矛盾してい…

bxjsbook に関する残念な話

window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = window.twttr || {}; if (d.getElementById(id)) return t; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "https://platform.twitter.com/widgets.js"; fjs.paren…

新しい bxpdfver パッケージ(v0.3)の話

新しくなったらしい。 Package bxpdfver (CTAN) 0.3 版。 コレ is 何 以前の記事で紹介したように、bxpdfver パッケージを使うと、出力の PDF 文書について、以下のことが指定できる。 ①バージョンを指定できる。% 出力 PDF のバージョンを 1.4 にする \us…

LaTeX で \newfont したい話 (bxnewfont パッケージ)(補足)

(前回の続き) 和文フォントで \newfontx する話 \newfontx(*) 命令は pTeX 系エンジンの和文フォント(和文 TFM)に対しても利用できる。% pLaTeX 文書 \documentclass[a4paper]{jsarticle} \usepackage{bxnewfont} % 敢えて min10 してみる \newfontx*\fm…